盛り塩

盛り塩

盛り塩の説は、二つあるようです。

一つは、武帝という王が、後宮にいる女性を訪ねるのに、
自分で選ぶことはできないから、今晩のしとねの宿を、
羊車の羊にお任せするということにした。
そこに、胡国出身の後宮に、胡貴嬪という女性がおり、
羊の好きな竹の葉に塩水をかけ(挿竹灑塩)、
自宅門前に置き、武帝を招き寄せて寵愛を独り占めしたそうです。

二つ目は、始皇帝には沢山の女性があり、
毎日訪ねる所を自分で選ぶのは大変なので、
牛車に乗り、その牛が止まった所を晩の宿とすることにした。
三千人の女性の中には賢い女性が居り、自宅の前に牛の好きな塩を置いた為に、
牛車が止まり、その女性は皇帝から寵愛を受けた、という筋書きになっています。

盛り塩の意義を大きく二つに分けると、

○人寄せのための縁起担ぎとしての盛り塩。
(開店のお店などの入れ口でよく見かける光景です。)

○神事・葬送儀礼としてのお清めの塩。
(神に捧げる神聖な供え物としての塩となっています。)

以上が盛り塩の説明ですが、どこでどう間違ってしまったのか、
”霊”の対処法として、盛り塩を勧めている人がいらっしゃいます。
私の体験では、盛り塩で霊が浄化したり、いなくなったというケースはありません。

そのような場合は盛り塩は逆効果と考えます。
なぜなら、「盛り塩で清められる」と言われているため、
霊自身が、「塩の側にいけば、自分は清められ、霊界に行ける」と、
大きな勘違いをするからです。
そして、盛り塩に引き寄せられてしまうのです。

塩は、お清めの意味もあります。
自然塩や天然塩は、その効果があります。
ですが、霊を清めるのではなく、その”場”を清めるだけなのです。
魂を清めるわけではありません。

玄関などに、盛り塩を置かれている人がいらっしゃるようですが、
これも、霊を引き寄せてしまいます。
場を清めるのでしたら、バケツに塩を入れ、
小まめに拭き掃除をしたほうが、清められます。

お通夜や告別式に参列しますと、
「お清め塩」を受け取ることがあります。
そして、自宅の玄関先で自分を塩で祓います。

これは、参列したときに”悲しみの念”という波動を受けてしまっていることからです。
”悲しみの念”を家の中まで持ち込まないために、玄関先で祓っているのです。

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